第29回で使用するレジュメ

第29回の『プロレゴメナ』読書会では、以下のレジュメを使用します。主に第二十六節と第二十七節について取り扱っています。 www.dropbox.com

第23回 客観的妥当性と必然的普遍妥当性は交換概念である

第23回の読書会も無事終了しました。以下の資料は、今回の読書会で使用したレジュメです。 www.dropbox.com

第21回 そもそも、カントが考える「自然」とはどのようなものであるのか?

今回は「超越論的主要問題」の第二章「純粋自然科学はどうして可能か」の第十四節から第十六節までを読み進めました。ページ数で言うと、岩波版のpp. 91-95です。 次回は、第一七節から読みたいと思います。 第14節における二つの主張 カントにとって「自然…

第20回 批判的観念論は物の実在性を否定しない

今回は、「超越論的主要問題」の第一章「純粋数学はどうして可能か」の注3と、第二章「純粋自然科学はどうして可能か」の第十四節を読み進めました。ページ数で言うと、岩波版のpp. 87-92です。 次回は、第十五節から読みたいと思います。 二つの事態を防ぐ…

本読書会について

こんにちは、運営のHです。 本読書会も次回で19回目を迎えます(2019年2月現在)。これもひとえに、参加くださっている参加者のみなさまのおかげです。いつもありがとうございます。 kantodokusyokai.hatenablog.com(カント哲学の大まかな枠組みに関しては…

カント哲学に関する資料(初学者向け)

後期の演習で、カント哲学に関する大まかな発表原稿を作りました。所々図を折り交えた資料になっているので、比較的とっつきやすいカントに関する資料になっていると思います。よろしければご笑覧ください。 www.dropbox.com

第14回と第15回(2) 絶対空間と主観の形式

この記事は前回の記事の続きです。 kantodokusyokai.hatenablog.com 純粋かつア・プリオリな直観が要請される二つの例 無限の空間と時間、超越論的演繹 カントにとって、演繹とは権利の正当性を示す証明のことである 不一致対称物と不可識別者同一の法則 カ…

第14回と第15回(1) 「根源的獲得」としてのア・プリオリ

前回と今回は、「超越論的主要問題」の第一章「純粋数学はどうして可能か」の第十一節から第十三節まで読み進めました。ページ数で言うと、岩波版のpp. 71-77です。次回は、本論と同じくらい分量がある注の一から読み進めていきたいと思います。 第一章のお…

初回の資料と第6回のレジュメ

『プロレゴメナ』読書会の初回で使っていた資料と第6回のレジュメ、ツイッターにはリンクを貼っていたのですが、遡らないと見つけられないと思うので、ここにもdropboxの閲覧可能なリンクを貼っておきます。 www.dropbox.com

第13回 純粋直観である空間と時間には感性の形式しか含まれていない

今回は、「超越論的主要問題」の第九節と第十節を読みました。ページ数で言うと、岩波版のpp. 68−71です。大変理解に苦しむ箇所であり、そして、その分だけ重要な箇所だったと思います。 次回は第十一節から読み進めていくことになります。 第一章「純粋数学…

第12回 四つに分類される超越論的主要問題

今回は、「一般問題」の第五節「純粋理性に基づく認識はどうして可能か」の十段落から十二段落、そして先験的主要問題(以下、「主要問題」)の第一章「純粋数学はどうして可能か」第六節から第八節までを読み進めました。ページ数で言うと岩波版のpp. 62-68…

第11回 「超越論的」と「超越的」

今回は、「一般問題」の第五節「純粋理性に基づく認識はどうして可能か」の九段落と十段落の途中までを読み進めました。ページ数で言うと岩波版のpp. 61-62です。今日は参加者の方が少なかったので、『プロレゴメナ』を主に読み進めていくというより、カント…

第10回 「ア・プリオリな綜合的命題はどうして可能か」に関する三つの立場

今回は、「一般問題」の第五節「純粋理性に基づく認識はどうして可能か」の四段落から八段落までを読みました。ページ数で言うと岩波版のpp. 56-60です。次回は第五節の残りの箇所と「先験的主要問題」の第一章「純粋数学はどうして可能か」の第七、八節くら…

第9回 「ア・プリオリな綜合的命題はどうして可能か」

今回は、「一般問題」第四節の三段落と四段落、それと第五節「純粋理性に基づく認識はどうして可能か」の一段落から三段落、そして三段落のあとに付された原注まで読みました。ページ数で言うと、岩波版のpp. 51-55です次回は第五節の四段落目から読み進めて…

第8回 「いったい形而上学は可能か」から「形而上学はどうして可能か」へ

今回読んだ箇所は、予備的注意の第三節である「判断を一般に分析的判断と綜合的判断とに区分することに対する注」と、「「プロレゴメナ」の一般問題」(以下、「一般問題」)の第四節である「いったい形而上学は可能か」の一段落と二段落でした。ページ数で…

第5回 分析的判断と綜合的判断とは何か?

こんにちは、主催者のHです。今回の記事から、現在開催されている『プロレゴメナ』読書会のレポートを掲載していきたいと思います。今回読んだ箇所は、「予備的注意」の第二節である「形而上学的と呼ばれ得る唯一の認識様式について」(pp. 32-35)でした。段…